淡々と生きる 『メール便可』

発売日 2012年1月25日

● 出版社　風雲舎

● 価　 格　1572円

「ああ、自分はまだまだわかっていなかった。病気にならなければ、大事なことを知らないまま死んでいっただろう・・・。」

最後にたどり着いた、澄み切った境地。

いつ死んでもいい、いつでも死ねる、生きることに執着はないというのは、ある程度勉強した人にとってはそういう気持ちになれるものです。

私もその程度のは言っていました。

正岡子規の言葉は、そういうタイミングで届られてきたのです。

「悟りとは、平気で死ぬことではなく、平気で生きることである」つべこべ言わないで平然と生きること。

淡々と生きること。それが悟りである。

この一言にはすごみがありました。それがドーンと響いてきたのです。　　(本文より)